ケーエムケーワールド様の若手エンジニアの方々に、「AI 実践演習 ~コミュニケーションロボット活用編~」を実施させていただきました。
導入事例目次
会社名 | |
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本社 | 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー34F |
設立 | 2001年 |
従業員数 | 74名 |
概要 | ㈱プロ・フィールド、科毅实业(上海)有限公司を傘下に安定感あるオフショア開発を実現する独立系SIer。自社製品メインは基幹系、最先端技術は新規事業開発とSESで展開。 |
ケーエムケーワールド様の若手エンジニアの方々に、「AI 実践演習 ~コミュニケーションロボット活用編~」を実施させていただきました。
トレーニング終了後、今回の研修企画及び導入をされた経営企画室の皆様にお話をうかがいました。
Interviewer(I):御社の主な業務についてご説明いただけますでしょうか?
ケーエムケーワールド様(K): 弊社メイン事業はシステム開発の2本柱。1つは、⾃社製品である業務系基幹システムのシステムコンサルティングから開発、保守運⽤といった業務。高い技術を持つ匠企業のICT化分野で多くのお客様から指示をいただいております。2つ目は、上流から下流まで⼀気通貫して受託するSES事業です。顧客との強い信頼関係により、最先端技術AI/RPAのプロジェクトにも多く参画しています。
I:幅広い知識の必要なエンジニアが必要ということですね。これまで技術研修に関してはどのようにされていたのでしょうか?
K: 新卒は内定期間から手厚く、社員が講師を務め、社会人への意識改革と技術資格取得・PG研修をすることにより、新卒がスピーディに成長し、現場毎の固有技術はOJTで学ぶという流れで、社員のぬくもりを多く感じる育成により、家族的な風土の中で、帰属意識を高く定着する評価が連動できています。
I:今回の「AI 実践演習 ~コミュニケーションロボット活用編~」の研修導入は新しい試みということですね。
K: はい、新しい試みです。前述のとおり、現場で追加で必要となる技術はOJTで学び、資格取得等で補完するという考え方でした。しかし、新規事業開発部門で自社製品へのAI技術実装をしていることから、若手社員にも「AIを体験しながら、発想⼒と⼈間⼒を養うこと」を目的に、かわいいロボットNAOを使った「AI実践演習」を、『社長のご褒美』として、2019年新卒内定承諾1号の学生から新卒6年目マネージャー職までを縦割りにチーム化し、2017年度会社貢献者賞として実施しました。
I:事前学習についてはいかがでしたでしょうか?
事前に2チームに分け、リーダーを決めることで自分の役割を深く認識させ、また通常の業務ではPythonを使用していないエンジニアが、事前に学習をしなければ当日の研修についていけないという流れに予めしておきました。
ご褒美研修のはずなのに、事前学習はかなり厳しいと受講生は感じたかもしれません。
また、JTPさんのほうは、本来二日間の研修を1日に短縮すること、さらに本当に受講生が事前学習をしてくるかなど、かなりご不安に思われたのではないかと思います。
コース名 | AI実践演習〜コミュニケーションロボット活用編〜 |
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対象者 | 選抜された若手エンジニア 8名 |
受講日数 | 1日間 (事前学習含まず) |
学習目標 | Watson Conversationサービスで対話を作成できる Pythonを使って複数の機能にまたがるシステムを構築できる NAOロボットのアプリが作成できる NAOとWatsonを連携させた音声対話ができる |
コース内容 | ■ 人工知能(AI)概論 ※事前学習 ■ Choregraphe操作 ※事前学習 ■ Python 文法基礎 ※事前学習 ■ Watson Conversationの利用 ■ 総合演習 |
I:実際のトレーニングをご覧になってどのように感じられましたか?
K:とにかく受講生みんなの表情がいきいきして輝いているのが印象的でした。NAOは私たち大人が欲しくなるほど愛らしい動作をするので、アニメやフィギュアで育った受講生にとって遊び感覚でしたね。
受講生がNAOにさせたいことを次々と聞いていくと、同世代の深田先生がとても嬉しそうに教えてくれるという研究室の先輩・後輩のような雰囲気が受講生の興味をますます引き出す結果となりました。
社内で研修を検討する段階では、短時間、親しいわけではない社員同士、プログラマーとしての経験がない内定者の参加・などなど研修成果で本当に研修効果が得られるだろうか?という意見もありましたが、混合チームにすること、NAOを使うことによって、技術研修にして、技術プログラミングにあらず!遊び感覚で楽しく、意識チェンジをする機会としてこの研修となりました。
I:今後についてはどのようにお考えでしょうか?
K: アンケートの結果をみると、ひとりひとりの役割に対する良い結果も悪い結果も他責にすることなく、自分をきちんと振り返ってポジティブな感想を書かれていた事が、成功の表れでした。
ご褒美研修として、これからも若手向けにNAOを使ったAI研修や最新技術を学ぶ研修は今後も増やしていきたいと思います。
Aチームディスカッション風景:
Aチームは、「女性3+男性1」というチーム構成。こちらは内定者の方も参加。心を癒やす弟NAOというテーマでプログラムを作成しました。
Bチームディスカッション風景:
Bチームは「男性3+女性1」というチーム構成。身体を動かすことをテーマにNAOに太極拳をさせるプログラムを作成しました。
次はあなたの教室に伺いますね!